気になるお口のにおいには
こんにちは、みらい歯科稲毛海岸、歯科医師の郡司清香です。
この時期、マスクをつける機会が増え、口臭のご相談をよく受けます。
ご家族から口臭について指摘されたなど、口臭について、お悩みを抱えていらっしゃる方もいるかと思います。
今回は口臭についてお伝えしていきます。
まず、口臭には大きく分けて【4種類】あります。
①生理的口臭②病的口臭③外因的口臭④心因性口臭です。
①生理的口臭
寝起きや空腹時、緊張時など唾液の分泌が減少して発生する口臭です。こちらは唾液の分泌が少なくなった時に口臭が強くなる言われています。生理前後や妊娠中、閉経が近いとホルモンバランスの変化により唾液量が減り、口臭が強くなる傾向があります。
②病的口臭
口の中の病気(虫歯、歯周病)や全身の病気が原因となる口臭です。耳、のど、呼吸器、消化器などの病気や糖尿病など、口以外の病気が原因の場合もありますが、約8割以上の原因は「口の中」にあります。
③外的口臭
飲食物や嗜好品による口臭です。ニンニク、ネギ、ニラなど匂いが強い食品や、喫煙によって口臭が発生します。
④心理的口臭
客観的な口臭はなくても、本人が口臭があると思い込んでいるものです。精神的に不安定なときやストレスを抱えているときに感じます。
上記の全て、お口の中の環境を整えるとほぼ解消されると言われております。
唾液には、口の中を洗い流す作用や細菌の増殖を抑える作用があるため、唾液量が少ないとその作用が弱まり、細菌が増殖し口臭が強まります。 寝ている時やストレスを感じている時は、唾液量が減るとされていますので、起床時や緊張時に口臭が気になる方はそういう理由があります。
【対応法】
歯磨き、フロスや歯間ブラシ、うがいや水分をこまめに補給するようにすることで唾液量が増加すれば口臭は弱まります。口臭ケアだけでなく、感染対策にも有効です。舌には、舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌に付く細菌の固まりがついてることがあります。これは強い臭いの原因となりますので、定期的な舌ブラシは効果的です。 また唾液分泌を促すために、唾液腺マッサージなども有効です。
【口臭対策】
①歯磨き 歯間ブラシ フロス
②規則正しい生活
③舌ブラシ ④うがい ⑤唾液腺マッサージ
できることから始めてみてください。
おすすめのデンタルグッズもありますので、詳しくはスタッフまでお気軽にどうぞ。